PIONEER DVL-909


パイオニアらしいスッキリしたデザイン。 後ろの出っ張りはLDの両面再生をするためピックアップが回転するエリアです。

映像出力は、コンポジットX2、S-VIDEOX2、コンポーネント(S-VIDEOとコンポーネントはメニューで選択するようになっている)
音声出力は、アナログ2chX2、デジタルコアキシャル(PCM)、デジタルコアキシャル(PCM/ドルビー)、デジタル光(PCM/ドルビー)、LD用AC-3(ドルビーRF)
DTS化
本機は後からサービスセンターでDTS化していただけたのですが告知を知らなかったため出来なかった人も多いと思います。
どの部分がどのように変更されているかが不明なため改造は出来ませんがDTS化されているものはディスクが入った状態でメニューを出して出力設定で確認できます。
マルチリージョン改造方法
※改造の際は必ず本体の電源ケーブルは抜いてください。 ネジの落下などで基盤をショートさせて壊すことがあります。


上蓋のネジを外します。赤丸で囲ってあるものすべてです。サイドの写真は左しかないですが右も同じく外してください。


ケースの上蓋を外します。 正面から見て右側の基盤を固定しているネジ4本を外し裏返します。 そのさいフラットケーブルなどを切断せぬように気をつけてください。

改造する基盤です。右下の赤丸部分が改造箇所です。

改造箇所のアップです。 赤丸部分に3箇所接点があります。 写真ですと真中と右をショートさせます。 あとは基盤と蓋を元に戻して完了です。
リージョン変更方法
- ディスクを入れていない状態で、リモコンの「MENU」を押す。

- 「1初期設定」を選択する。

- リモコンの「DISPLAY」を押す。

- リモコンの「CONDITION」を押し、変更したいリージョンコードを押す。
例えば北米なら1を押します。

- リモコンの「MENU」を押す。
以上で設定終了です。
リージョン変更の流れをムービーで見る
3 の時点で現在のリージョンとファームウェアーのバージョン情報が出ます。
私が手がけた分の情報を掲載いたします。NGと書かれたバージョンはマルチリージョン化できなかったものです。
Ver:1.210/8 OK
Ver:1.314/4 OK
Ver:1.438/8 OK
Ver:1.474/4 OK
Ver:1.488/8 NG
マクロビジョンフリー化
改造をしているときに何気なく基盤を見ていたら「TEST MODE」とシルク印刷されている部分があることに気が付きました。

赤丸部分です。 でそこをショートさせて電源を入れたところなにやら色々出てきました。

リモコンを押すと「R-」と書かれた部分になにやらコードらしき記号が出ます。 ディスクを入れると「00000000」の部分の数値が変わります。
「TEST MODE」付近を調べた結果、古いファームウェアでマクフリ化できることが判明しました。

結線箇所は写真のチップの左上5番目から出てる線をGNDに結線します。
Ver:1.210/8 OK
Ver:1.314/4 NG
Ver:1.438/8 NG
Ver:1.474/4 NG
Ver:1.488/8 NG
結果として Ver:1.210/8 だけがマクフリになりました。

と言うわけでこんなに909を買ってしまいました・・・(妻に怒られそうです・・・笑)
ご自身で改造するのに自信がない方、有料にて改造いたします。
詳しくは「Web
shop」をご覧ください。
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